田舎暮らしを考え始めたらお試しテレワーク①
はじめまして。
兵庫県加古川市で夫と自営業を営んでいるデザインの仕事をしている高橋です。 息子2歳との3人家族。2018年1月の8日間、お試しテレワークで丹波市にお世話になりました。
結論から言うと、お試しテレワークを利用して非常に良かったです。土地を巡り、人と会い、丹波への引越し願望が強くなりました。お試し移住が終わってから2か月がたちますが、現在移住へ向けて少しずつ前進しています。
移住を考えたきっかけ
そもそものきっかけは夫が3年前に狩猟免許を取得し、住環境を変えたいと言い出したことでした。
しかし、狩猟が出来る場所で生活をしたい夫と、便利な場所で暮らしたい私。意見は合いまみれずそのまま時が過ぎました。
その間に妊娠出産を経て、これからの生活を考えた時「田舎で暮らすのも、ま。いっか」と、ふと思い、3年間動かなかった移住計画が突如動き出しました。 こうと決めたら考えを曲げない芯の強い夫。夫の人生を尊重したいという気持ちも大きかったです。
丹波市に至った理由
移住を考えた時。候補地に兵庫県丹波市の他に三田市、篠山市、京都府福知山市の名前が上がりました。仕事で月に数回神戸と播州に通う予定なので、2時間くらいで行けるところが条件でした。夫が上げた福知山市は寒すぎる気候に私が待ったをかけました。
何から手を付ければ良いかわからず、まずはネットで物件を探したり、保育園の環境や市の政策などをチェックすることから始めました。
そんな中、丹波市のWebサイトから丹波市移住定住ポータルサイトTURNWAVEに至ったことが大きな転機となったのです。
TURNWAVEは丹波市が民間委託している移住促進の事業です。衣食住についての情報が一カ所に集まることが一番の魅力でした。そしてスタッフは全員IUターン者なので理解と経験があることも頼もしくあります。丹波のことをあまり知らない私にとっては何とも有難いサービスでしたので、問い合わせをし子どもを保育園へ預けられる平日に丹波へ向かいました。
制度や子育ての情報の話を聞き、あらかじめ物件回りの手配してもらい内覧するなど丸一日お世話になりました。その時出会った方々の印象がとても良かったです。案内をしてくれた戸田さんには特にお世話になりました。田舎暮らしの良い所もそうでない所も積極的に話してくださり、営業的ではない情報を得ることができました。
この来丹を機に、丹波市に重点を置いて調べようと思いました。丹波市には親戚が住んでおり、お墓もあるので無縁の土地ではなかったこともポイントでした。
お試しテレワーク申込み
まずは物件探しか?それとも保育園を決めて地域を絞るか?そんなことを考えてながら調べものをしていましたが、自宅から丹波市の中心までの移動時間は約1時間半。それを考えると、何回も足を運んで物件を見たり情報を集めるのはなかなか困難と思い、今回のテレワーク申込みに至りました。
お試しテレワークの良かったところ
- 宿泊先やコワーキングスペースを手配してくれるので土地勘や情報がなくても安心
- 個人で訪れると出会えない人と話ができた
- 困ったときに相談できる
- 滞在中のイベントなどの情報を受け取ることができる
- 宿泊先が無償提供してもらえるので、飛び込みやすい
- 小さな子ども連れでしたがイベントではサポートがあり困らなかった
丹波市で感じたこと
住まう目線で見てきた丹波の感想です。今までお墓参りなどで幾度となく訪れていましたが、初めて知ったこと、全く気付かなかったことが多々ありました。
人が親切
ピンポイントな情報になりますが、庁舎ですれ違った全員が気さくに挨拶をしてくれださいました。全員がです。今まで住んだ市町村では感じたことがなかった対応です。
車生活が必須
運転が苦手な私には少し心配ですが、現状も毎日運転しているのでこれは変わらずとなりそうです。
北近畿豊岡自動車道が便利
北近畿豊岡自動車道が市内の中心から北部を通っており「春日」「氷上」「青垣」間は通行が無料です。宿泊した青垣町は丹波市の北部ですが、買い物に便利な氷上町へのアクセスが良く不便をそれほど感じませんでした。
同じ市内での温度差が激しい
南に位置する山南町と北の青垣町とでは随分様子が違ってきます。丹波を訪れた時も地元加古川市は雪の気配もなかったのですが、山南町に入るとうっすらと雪景色になり、宿泊先の春日町や青垣町は雪国のようでした。話には聞いていただけど、思っていた以上の違いを体感しました。実感できる真冬に行って良かったです。
湿気がすごい
土地の方からは聞きませんでしたが、移住者からはよくこの話題が出ました。靴箱の靴が全部ダメになったというエピソードも聞きました。
広い賃貸物件が少ない
60㎡くらいまでのファミリー向けハイツは多いのですが、それ以上になると途端に数が減ります。我が家は夫婦で在宅ワークなので80㎡以上の家を希望しているのですが、絶対数が少なくて家探しに苦戦しそうという印象です。
のどか
すごいなんとなく受けた印象です。でも受けた印象や感覚は大事だと思っています。
聞きなれない集落の習慣がある
「村入り」や「日役(ひやく)」というものがある。日役は辞典にも載っていない言葉でした。自分たちの集落を自分たちで補修や清掃を行う共同作業のような感じで、集落によって内容や頻度は大きく異なるそうです。
日役については、丹波に移住された藤本さんのブログにもちらっと出ていました。
記事はこちら→自然食農家レストラン三心五観店主藤本傑士のさすらい田舎暮らし
今よりも忙しくなるかも
- 打合せで神戸や播州へ行くのに移動時間が増える
- 場所によっては買い物するのに時間を取られる
- 日役で草刈りなど町の仕事がある
こんな感じで生活は忙しくなることが予想されます。実際移住した方ものんびりした生活は出来ないと仰っている方が多かったです。ですが、みなさん地域や人ととの繋がりが楽しいと話されていたので、今まで忘れていた何かを取り戻せるかもと楽しみだったりもします。今も保育園の送迎に毎日1時間20分を費やしているので、楽になる可能性も高いと踏んでいます。
後半は現地での毎日を報告します。